環境対応印刷

素材、印刷工程など徹底的に配慮。環境への取り組みを具体化しています。

杜陵印刷は、2006年12月12日、「グリーンプリンティング認定工場」(GP認定工場)として認定されました(認定番号 B10018)。環境問題が既に日常的な話題となり企業活動においても環境対策への取り組みは不可欠な時代となる中で、杜陵印刷は環境への取り組みを具体化しております。

環境印刷のキーポイント

1.完全入稿が無駄をなくす。

印刷物におけるトータルな環境ラベル設立が遅れていた原因のひとつは、その分業制にもありました。印刷工場が環境負荷の少ない機材を備えて印刷や加工・製本を実行しても、発注側の望む使用資材(紙・インキなど)がリサイクル適性の低いものなら、できあがった製品は環境配慮したものとは言えません。また、逆に発注者が再生紙やエコインキ使用を指定したとしても、工場側の環境対策が不十分だったら、それも環境印刷を名乗れるものではないでしょう。印刷と環境という問題を改めて考えると、ワークフローの見直しまで踏み込む必要があることが見えてきます。印刷物の制作段階においては、完全入稿によって効率を改善することが可能です。

2.校正の概念を見直そう。

どんな印刷物を作る際にも不可欠なのが校正。これだけは、発注サイドに作業をお願いする工程でもあります。GP印刷において、特別に定められた校正の方法はありませんが、何度も何度も不必要に校正紙を出すのは環境印刷の本旨に反しています。できるだけ環境に優しく、そして効率的かつ経済的な校正の方法を考えていきます。

3.カラーマネジメント。

環境印刷に大きく貢献しているのが、デジタル化による効率アップ。しかし、いいことづくめに思えるデジタル化にも、システムの違いや機材の個体差によって、同じデータが違う色に見えるという問題がひそんでいます。一般的には盲点だった色の問題を見直すことで環境印刷を進化させていきます。

環境対応印刷へのこだわり

編集・製作

盲点だった編集・制作現場でも環境意識を。

これまで、印刷物の制作・編集という作業において環境対策への取り組みが進んでいるとは言えませんでした。クリエイティブな作業に対して「節約」という行動が馴染まない部分があること、小規模な事業者や個人スタッフとの共同作業になることが多い流動的な現場のために意識統一が難しかったことなどが理由として考えられます。しかし、GP(グリーンプリンティング)印刷をするためには、この段階でも環境を意識した制作を行うことが必要なのです。

プリプレス

フィルムレスで有害物質を低減。

受け取った入稿データを印刷機にかけられる状態まで持って行く工程をプリプレスといいます。以前は、入稿データから製版フィルムを作製し、そのフィルムを元に印刷機に乗せるアルミの刷版を作るという2段階の工程に分かれていました。最近では、入稿データから直接刷版を作る方式(CTP)が普及し、環境面においても大きな進化を遂げています。

印刷

石油由来の有害物質発生を抑える。

印刷工程での環境負荷は、VOC(揮発性有機化合物)などの有害物質発生と、騒音・振動などの機械的なものが代表的です。仕組みや方式を改善して有害物質排出を低減した環境配慮型印刷機を使ったり、工場内の廃棄物リサイクルが中心となりますが、試し刷りを減らすためのシステム導入など、工程面での取り組みも不可欠となります。

循環型社会に貢献できる資材を。

印刷物イコール「紙」。一般的にそういう印象を持たれるほど、印刷製品と紙は切っても切れない関係にあります。紙に関しての環境活動は比較的早い時期から進み、古紙リサイクルと再生紙は一般にもかなり浸透しています。現在では、全段階での環境負荷を考慮した森林認証紙も登場し、トータルとしての環境配慮へと目が向けられています。

インキ

有害物質の使用削減がテーマ。

インキは、印刷の根本的な構成要素。石油化学製品であることもあり、人体に有害な物質の含有やVOC(揮発性有機化合物)の発生が問題となっていました。近年は、より環境負荷の低い植物油インキ、低VOCインキ、ノンVOCインキの使用も広がっています。

表面加工

リサイクル阻害とならない資材の選択が重要。

加工工程における環境対策は、大きく分けて使用資材の面と工程そのものや機械の問題に分かれます。資材については、表面加工を行う際に有害物質が発生しないもの、後々、リサイクルの阻害とならないものを用いることが大事です。

製本

環境対策型接着剤でリサイクル適性をアップ。

製本段階では、製本のために使用するのり(接着剤)がリサイクルの障害になっていました。ここに環境配慮型製品を使いリサイクル適性を高めます。また、振動や騒音など周辺環境への配慮を行うこともGP印刷の重要なポイントとなっています。

デリバリー

納品車の排出ガスまで気にするのがGP印刷。

GPマークが、これまでの印刷に関する環境ラベルと異なるのは、生産の最初から最後まですべての段階においてハード・ソフトの両面から環境負荷低減に努めること。製品としての印刷物の最終段階は納品やデリバリー。ここでも環境対策に取り組みます。